土用の丑の日の由来


今日では全国的に夏の土用の丑の日(土用の丑の日は原則的には年に4回以上あります、春夏秋冬に)
にうなぎを食べる習慣が定着しています、

鰻が "夏バテ防止"やそして "夏やせ" に効果のある栄養価の高い食品である事はすでに千余年前の
万葉集でも歌われているようです。

しかし、このような鰻が栄養価のある食品で夏ばて防止に効果があるという事柄は
土用の丑の日に鰻を食するというピンポイント的
な今でいうイベント的な日の説明にはなっていません、

この特定の日の"土用の丑の日"に鰻を食するいわゆる"習慣"は江戸時代になってからという事ですが


ではいったい何故?
"土用の丑の日に!"なのか?


これには色々と諸説があるようですがこれが!というのは明らかではないようです。

では最も真実性、もしくは真実味のあるように伝わっている諸説たちをいくつかご紹介いたします

まずは江戸時代の狂歌師の
大田 南畝(蜀山人しょくさんじん)説です

◆江戸時代の狂歌師の蜀山人は平素から鰻を好み当時江戸時代のうなぎ屋の依頼で店の繁盛策を考え、その一策として、
土用うなぎは食あたりせず薬になるという狂歌を詠んで広告させたとか、これが始まりと言う説。


また最も一般的に伝えられている
平賀源内説です。

◆江戸時代の本草学者、蘭学者、医者、作家、発明家、画家(蘭画家)であったとされる平賀源内。
ようするに今日で言うとコピーライター、イラストレーター、医大教授等、
カリスマ的エンターテイナーのような方だったかも知れないですね。
その先生が、これまた夏場の売上不振にあえぐうなぎ屋から依頼され、看板を描き掲げたのがたまたま土用の丑の日で
[本日土用の丑の日]と大書きした看板が奇才平賀先生の揮毫だったため、
市民の注目を浴びるところとなり他のうなぎ屋もそれを真似た、という説。



◆その他は土用の丑の日に[う]のつく物を食べると良いとか、
土用の丑の日に作ったうなぎ蒲焼が一番長持ちしたとかその他
いろいろな諸説があるようです


今日では土用の丑の日ではなくても、盛夏、猛暑、暑い日が続くとき、夏ばて防止やスタミナ増進、栄養補給等にビタミンが豊富とされる
うなぎを食べるということは科学的、栄養学的な面から言っても
体に良い事なのかも知れませんね!





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